1.地ごしらえ
植栽予定地を植付けやその後の保育作業がしやすいように、また表土が雨によって流されたりせずに植栽木が健全に生育するように、 支障となる灌木、雑草、ササ等を刈払い、刈払った灌木等を、集積、整理する作業です。2.植付け
苗畑で高さ30から50cmに育ち、根がしっかりと発育した苗木を、地ごしらえをした林地に植付けます。植付けの本数は大体1ha当たり2,500本から3,000本くらいです。3.下刈り
植えた苗木は小さく、放っておくと成長の早い雑草や灌木に負けて枯れてしまうこともあります。苗木の生長をじゃまする雑草や灌木を刈り払って苗木の生長を助けてあげます。 この作業を毎年1~2回、苗木が雑草に負けないくらいに育つまで5~8年くらい続けます。4.つる刈り
木の幹や樹冠に絡み付き、木の形を悪くするクズやフジなどのつるを取り除きます。5.除 伐
育成の対象となる木の生育を妨げる木や育つ見込みのない木を切ります。6.枝打ち
節のない良質な木材の生産を行うとともに、木の生育の調整、病虫害等の防除、林内を明るくするなど森林の機能の向上を図るため一部の枝を切り払います。7.間 伐
植えてから15から20年くらいたつと、木と木の間がこみあってきて、木全体に太陽の光が届かなくなります。そのままにしておくと十分な生長ができなくなり、 幹のひょろ長い木ばかりになって、強い風や、大雪で木が倒れてしまうこともあります。そこで生長を良くするため、適度に間引いてやります。8.主 伐
植えてから最低でも40年。やっと大人になった木は、木材として収穫されます。切ったあとにはまた新しい苗木を植えます。植付け 春(3~4月)・秋(10~11月) |
下刈り 夏(7~8月) |
除伐・間伐 秋(9~11月) |
主伐 冬(9~3月) |